TOWER DOORSが日々更新しているYouTubeチャンネルで、シチュエーション別の再生リストを作成していることは、以前こちらのブログでも書きました。この再生リストは総合チャンネルだけでなく、ジャンル別チャンネルでも〈Moods〉というコーナーでご用意しています。

例えば、〈R&B DOOR〉で作成しているのは〈Mellow〉〈Smooth〉〈Up Beat〉という3つの再生リスト。〈メロウな曲だけ聴きたい〉という気分のときは〈Mellow〉をプレイしていただければOK、という具合です。また、ここから未知の楽曲やアーティストを探すこともできますので、ぜひいろいろな方法で活用してみてください。

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それでは、9月第2週に紹介した4組のアーティストの楽曲を振り返ってきましょう。

 

Genya  “Conner”

TOWER DOORSへの登場は2回目となるGenya。彼は福岡を拠点に活動する宅録アーティストです。6月にデビューEP『Jumble』を発表してから3か月、早くもニュー・シングルをリリースしました。

今回の新曲“Conner”は、スムースでレイドバック気味なギターを中心としたサウンドのなかで、トランペットの音色がアクセントとして効いている、渋みを感じさせる楽曲。Genyaがファルセットでセクシーに歌うサビがまた、たまりません。

Genyaにはメール・インタヴューの〈6つの質問〉企画にもご協力いただいているので、併せて読んでみてください。

 

lulu “こどものうた”

東京を拠点に活動し、SoundCloudで多数の楽曲を発表しているシンガー・ソングライター/ビートメイカーのlulu。2015年には、〈lulu + Mikeneko Homeless〉として初のEP『The Chirstmas Lovely Day』をMaltine Recordsから発表しました。このたび“法螺”“HOT”“こどものうた”“ぬるい”という4曲のストリーミング配信をスタートし、各種サブスクリプション・サーヴィスで聴けるようになりました。

TOWER DOORSは、そのなかの一曲“こどものうた”をご紹介。ギター・アルペジオの郷愁を誘うメロディーと、凛としながらもどこかメランコリックな美声がマッチしています。3分弱のシンプルでとても短い楽曲ですが、どこか聴き手の背中を押してくれるような歌詞が心に沁みます。

luluにも〈6つの質問〉に答えてもらっています。“こどものうた”が生まれたエピソードも語られていますのでぜひチェックしてみてください。

 

ペントノート “Fields of Gold”

ペントノートは、北海道出身のp.e.n(ギター/ヴォーカル)と、東京出身の柿沼憲太郎(キーボード)が2018年に結成したユニットです。名前の由来は、p.e.nのステージネーム〈ペン〉と〈帳面/記録/音符〉を意味する〈note〉から取られたそうです。

“Fields of Gold ”は、ファースト・アルバム 『音色の塗り絵』(2019年)に収録。アコースティック・ギターを基調としたサウンドに、オルゴールやフルートなど多種多様な楽器を織り交ぜた一曲。ヴォーカルのp.e.nによる、包み込むような甘美な歌声のスケールの大きさが印象的です。

 

The ManRay “Naked”

The ManRayは、ガレージ/オルタナ/パンクといった自身のルーツに、ブルース/ソウル/ファンクなど、ブラック・ミュージックのテイストを加えたサウンドが魅力の3ピース・バンド。以前からインディー・シーンで注目されていた彼らが、満を持して9月11日にファースト・アルバム『Naked』をリリースしました。

同作の表題曲“Naked”は、爽やかでありながらエッジの効いたロック・チューン。クランチで軽く歪んだギターサウンドと、アサト タクロウの気怠い歌声が交錯する様が、実にクールです。

The ManRayは〈6つの質問〉で”Naked”について語ってもらっています。こちらも併せて読むと、楽曲についての想いや制作背景についてさらに深く知ることができます。

 

最後に改めてお知らせしますが、luluの楽曲4曲が各ストリーミング・サーヴィスで聴けるようになりました。TOWER DOORSが紹介した“こどものうた”以外の曲も素晴らしいので、彼女の歌と歌詞が作る世界観の魅力にぜひ触れてみてください。