④Rex Orange County “Sunflower” Music Video(2017年)

代表曲のひとつになった”Sunflower”のリリースは2017年3月。このMVが公開されたのはそれから6ヶ月後。そのわずか半年間に、自身のセカンド・アルバム『Apricot Princess』とゲスト参加したタイラー・ザ・クリエイターのアルバム『Flower Boy』がリリースされたことで、彼の名は一躍多くのリスナーに知られることに。直後のこのMVが、決定的ブレイク・ポイントとなった。タイラー・ザ・クリエイターによるブランド、Golf Wangをコスチュームに、トラディショナルな英国の街並みを駆け抜けていく本作は、ROCのZ世代ならではの感性と、ブリット・ポップやモッズといったUK伝統の系譜を受け継いだ音楽性がよく表現されている。

 

⑤Rex Orange County “Boredom” Live With Surprise Guest!(2018年)

フック部分をROCが担当したタイラー・ザ・クリエイターの”Boredom”は、ROCのライヴでも合唱状態のレパートリーになっていた様子。こちらのLA公演では、なんとタイラー本人がサプライズ登場。会場の盛り上がりがヤバい。

 

⑥Rex Orange County “Loving Is Easy (Reading + Leeds)”(2018年)

目下のROCの最大の人気曲となっているのが、彼の敬愛するオランダのポップ職人、ベニー・シングスを客演に迎えたハートウォーミング・ポップ・チューン”Loving Is Easy”。〈Reading + Leeds 2018〉の大観衆による合唱状態で、この曲がどれだけ親しまれているのかがよくわかるかと。こういう誰もが歌える楽曲を作れるのも、彼の強みと言えそう。

 

⑦Rex In New York (Documentary)(2018年)

”Loving Is Easy”その2。The FADERによるNY公演のドキュメンタリーで、冒頭の”Loving Is Easy”のピアノ弾き語りヴァージョンにうっとり。仲睦まじく一緒に映っているのは、『Pony』にもバッキング・ヴォーカルで参加しているプライベートのパートナーにしてシンガー・ソングライターのシーア(Thea)。