LA拠点のシンガーによる5年ぶり2作目は、レトロ・ソウルだった前作からガラリと趣を変え、ファンクと80~90年代サウンドに軸足を置いたのが大成功。90sなミッド・グルーヴに808カウベルを差し込む“Miles High”や、共同プロデュースを務めるナイジェル・ホール(レタス)らしさが出た痛快ファンク“Sophisticated Lady”、そしてシックやマイケル・ジャクソンをはじめとするさまざまなオマージュも楽しい快作。