LAの女性シンガーによる2年ぶりの新作は、レタスのナイジェル・ホールやムーンチャイルドのアンバーら前作『310』からの続投組を中心に制作。808系カウベルやGファンク風ベースラインなどの80~90年代テイストを挿し込みつつ、ハスキーかつ柔らかい歌声でメロウ系やネオ・ソウル、ブギーを歌っていく心地良い内容だ。西海岸らしい余裕のあるまどろんだ空気感は、チカーノ・ソウルやスウィート・ソウルがお好きな方にも推薦したい。