MCであるグールーの他界から10年近い時を経て、まさかのリリースとなった伝説的なグループ、ギャング・スターの約16年ぶりとなるニュー・アルバム。DJプレミアの煽りまくりなプレイをフィーチャーしたイントロからMOPが援護射撃した“Lights Out”へ至る流れだけで悶死。芸術的なスクラッチを絡めたプレミアのタイトなプロダクションとグールーのドープなラップの相性の良さはいま聴いてもまったく色褪せることなくフレッシュなものだし、ジェルー・ザ・ダマジャやグループ・ホームといった客演陣の並ぶ様子は往時のファンには感涙モノだろう(ビッグ・シュグ、フレディ・フォックスとの“Militia Pt.4”なんてのも!)。J・コールとの世代を超えたコラボレーションが聴けるのも最高だ。
ギャング・スター 『One Of The Best Yet』 16年ぶりに復活! プレミアとグールーの相性の良さは色褪せずフレッシュ
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