ベル&セバスチャンの初期メンバーとしても知られるイザベルがおよそ14年ぶりのソロ・アルバムを上梓。QOTSAのマークとのコラボ作でも展開していた、繊細かつ幽玄なアシッド・フォークを引き継ぎつつも、現在拠点としているカリフォルニアの影響か、独特の風通しの良さが印象的。かすかに漂うアメリカーナの香りやゴスペル・コーラスの導入、チープな打ち込みが光るトム・ペティのカヴァーも秀逸だ。