(左から)Toshiki、Misaki、YOSHIDA、KOUSUKE

全ての楽曲を手がけるMisaki(ヴォーカル/ギター)を中心に、彼女のパワフルさと可憐さを兼ね備えた歌声と抜群の歌唱力、メロディック・パンクやギター・ロックを軸とした多様なサウンド・アプローチでライブハウスを賑わせるバンド、SpecialThanks。2018年12月に旧メンバーの脱退により、一時期はMisaki1人になってしまう事態に直面したが、2019年7月に、ライブのサポートを務めていたToshiki(ギター)、KOUSUKE(ベース)、YOSHIDA(ドラムス)が正式加入。新たに4ピース・バンドとして生まれ変わった。

そんな彼女たちが、新体制となって初のフル・アルバム『SUNCTUARY』を完成。力強い希望のメッセージに満ちたメロコア・チューン“ムーブメント”を筆頭に、ドリーミーな幕開けから美しくも狂騒的な夜へと雪崩れ込む“ミラコーナイト”、骨太なバンド・アンサンブルが新境地を映す“dreaming”、ありのままの自分でいられる日々の歓びを形にしたミディアム“day&night”、TVドラマ「捨ててよ、安達さん。」のエンディング・テーマにも起用されている温かなギター・ロック“明日も明後日も”など、充実の全11曲から伝わってくるのは、今のスペサンが心の底から楽しんで音楽を奏でているということ。苦難を乗り越えて、今ようやく一つのバンドとなった彼女たちが、その先に見つけた〈サンクチュアリー(=聖域)〉とは一体どんなものなのか? メンバー4人に話を聞いた。

 

初対面でいきなりライブ

――Misakiさん以外の現メンバーは、2019年7月27日に開催されたバンドの結成10周年記念ワンマン・ライブで正式加入を発表したわけですが、そもそもどういう経緯で集まったのですか?

Misaki(ヴォーカル/ギター)「まず、2018年の年末に、前のメンバーがバンドを抜けて私1人になることがわかっていたんですけど、私の中にはそもそも〈バンドを辞める〉という選択肢はなかったんです。ソロ活動とか〈Misaki with ○○〉みたいなスタイルではなく、バンドをやることが理想だったので、その前からサポートを1年ぐらいやってくれていたドラムのYOSHIDAと一緒にメンバーを探そうという話になって。Toshikiには先にサポートをお願いしていたので、彼に〈いいベースいない?〉って訊いたら、KOUSUKEを紹介してくれたんです」

YOSHIDA(ドラムス)「そのときには2019年2月のライブが決まっていたんですよ」

Misaki「でもライブをキャンセルするつもりはなかったので、とにかくサポートしてくれる人を探していたら、KOUSUKEがやってくれることになった。でも、当時、ToshikiとKOUSUKEは大阪に住んでいたので、なかなか直接会うことができなくて。KOUSUKEとはライブ当日に初めて会ったんですよ。ギリギリのなか、埼玉のライブハウスまで来てくれて」

YOSHIDA「昼間にリハに入るときに、〈はじめまして、今日はよろしくお願いします〉みたいな感じで(笑)」

――えっ!? そのときのライブは大丈夫だったんですか?

Misaki「まあいろいろありつつ(笑)。でも成り立ってはいたよね?」

Toshiki(ギター)「評判は良かったです(笑)。初めて感がないって」

YOSHIDA「で、その夜にガッツリ打ち上げをして」

KOUSUKE(ベース)「初対面だけど朝まで喋り倒すっていう(笑)」

 

バンドは全員がかっこよくないとダメなんです

――フィーリングが合ったんでしょうね。ちなみに以前のメンバーがバンドを離れたことについてはどう受け止めていますか?

Misaki「寂しさが全然なかったわけではないけど、〈これからまた新たなSpecialThanksが始まるんだ!〉という気持ちのほうが強かったですね」

YOSHIDA「サポート時代から見ていた自分の感覚だと、バンドが今後行きたい方向性の違いが(脱退の)原因だったのかなと思いますね。バンドがこうありたい、ということの意思疎通ができてなくて、その部分がMisakiとほかのメンバーとで合ってなかったのかなと」

Misaki「YOSHIDAがサポートで入ってくれるようになった頃から、私がどんどんバンドに対して前のめりになっていったんですよね。それまでは私が就職していたこともあって、まったり活動していたんですけど、どこかのタイミングで私が〈もっとライブをガッツリやりたい!〉と思うようになったんです。でも、他のメンバーはそういうモードではなくなっていて」

YOSHIDA「タイミングですよね。各々バンドに対する熱量のある時期が違っていたというか」

Misaki「バンドは1人でやる気になっても難しいけど、今はみんながバンドにすごく情熱を持っている。そういうメンバーと一緒にやれてることは大きいですね」

――Misakiさん以外のメンバーは、SpecialThanksという10年以上の活動歴があるバンドに、このタイミングで新加入したわけですが、そのことに対して何か特別な思いは?

Toshiki「僕は元々、10年ぐらい前からSpecialThanksのCDを買って聴いてた立場なんですよ。その後、前にやっていたバンドでSpecialThanksと一緒にツアーを回る機会があって、そのときに初めてMisakiちゃんと話して。そこからお互いのバンドのイベントに呼んだり、仲良くさせてもらっていたんです。で、僕が前のバンドを辞めることを発表したら、Misakiちゃんが〈うちも実はギターが抜けるから、よかったらサポートやってくれない?〉って連絡をくれて。その言葉がすごくうれしかったし、自分が好きなバンドに加入することなんて、なかなかないことだと思うので、今は喜びを噛みしめて活動してます」

Misaki「たまに酔っぱらったときにすごく言ってくれるよね(笑)」

――SpecialThanksに対する思いも、バンド活動に対する熱量も、今のMisakiさんに近い部分があるんでしょうね。

Toshiki「そうですね。それは喋ってても感じることで。僕はギタリストですけど、例えばスタジオ・ミュージシャンとして活動したり、〈Mステ(ミュージックステーション)〉に誰かのバックで出演したりするよりも、好きなメンバーと好きな音楽をやるのがいちばん楽しいっていうスタンスなんです。そういうバンドマン気質のところが合っていると思うし、他の2人も同じ感じで。YOSHIDAくんも学生時代にSpecialThanksをコピーしていたらしいし」

YOSHIDA「そう。だから感覚はToshikiと近いと思う。俺がSpecialThanksを初めて聴いたのは高校生ぐらいかな? その後、大学のサークルのコピー・バンドでSpecialThanksの曲をやったりとかしていて。SpecialThanksには2018年の頭からサポートで入ったんですけど、そのちょっと前に昔やっていたバンドを辞めて、SpecialThanks以外にもいくつかのバンドのサポートをしていたんですよ。でも、バンドもずっとやりたいなと思っていたので、(Misakiに)声をかけてもらえたのはすごくうれしかったし、やるからにはもっと上に上り詰めたいなと思いましたね」

――KOUSUKEさんはいかがですか?

KOUSUKE「僕も大阪でずっとバンドをやっていて、SpecialThanksのことももちろん知っていたんですけど、自分はアンダーグラウンドの中のアンダーグラウンド、すごく下の方に潜っていたんですよ(笑)。だから(SpecialThanksは)俺からしたら遠い存在で。で、その当時、トシくん(Toshiki)が先輩で、僕の面倒を見てくれてたんですけど、そのカッコええなと思ってた先輩からサポートの誘いがきたんで、めっちゃテンションが上がって。それで〈なんのサポートですか?〉って訊いたら、SpecialThanksだったんで〈おおっ! マジかよっ!!〉って。なんで大根みたいにスポって抜かれた感覚ですね(笑)」

Toshiki「こんなこと言ったら昔のメンバーさんに怒られますけど、自分が前のバンドで(SpecialThanksと)一緒にツアーを回ったとき、ライブを観たらMisakiちゃんの歌しか残らなくて、ちょっとがっかりしたんですよね。だから自分がメンバーになることでMisakiちゃんの歌をもっと上に持っていきたい気持ちがあって。それは他の2人も同じだと思うんですけど」

Misaki「バンドは1人がかっこいいだけじゃ成り立たないんですよね。全員がかっこよくないと意味がないし、ダメなんです」

YOSHIDA「今のSpecialThanksのいいところは、楽器隊の3人が他のバンドだと〈控えめにしてて〉って言われるぐらいキャラが立っている人たちなのに、僕らがどれだけ好きなようにやっても、結局はMisakiに(注目が)いくっていうところで。バンドとしてすごくいいバランスで成立してるし、かっこいいバンドとしての姿が出来上がってると思う」

 

思い描いていた夢の続きに行ける4人

――その新体制ではまず、ライブ会場限定のミニ・アルバム『キラセブン』を、昨年7月のワンマンのタイミングで発表されて。こちらは『SEVEN COLORS』(2008年)、『SEVEN SHOWERS』(2009年)、『SEVEN LOVERS』(2011年)の初期三部作からの楽曲を現メンバーで録り直した音源が中心でした。

Misaki「まずは、このメンバーでの新曲がほしかったので、1曲だけ“dreaming”という新曲を入れたんですけど、残りの6曲は過去作の中からライブでノレる曲を中心にチョイスしました。ライブで過去の曲をやるときに、一度自分たちでリアレンジしたものをレコーディングしておけば、コピーしている感覚ではなくて、自分たちの曲って感じてもらえると思ったので。あとはお客さんに向けた部分もあります。SpecialThanksは今までたくさん作品を発表してきたので、ライブで〈どれを買えばいいですか?〉って訊かれることが多いんですよ。なので今のメンバーで〈これを買って!〉と言えるものを作りたくて」

Toshiki「名刺代わりだよね」

――その現体制での最初の新曲“dreaming”は、今回のニュー・アルバム『SUNCTUARY』にも収録されていますが、先ほどのお話に関連付けると、〈バンドとしての夢を追う〉ことをテーマに書いた曲なのかなと。

『SUNCTUARY』収録曲“dreaming”

Misaki「私は自分自身が現実志向の人間ということもあって、今まで〈夢〉という言葉をあまり使うことができなかったんですけど、今のメンバーといると、キラキラした未来が見えるというか、(この先の活動に対して)ワクワクしかしないので、自信を持ってそういう言葉を使えるようになって。この曲に関しては〈夢を追いかけよう!〉ということを書いたのではなくて、今この瞬間、このメンバーといい気分でいられたり、音楽を作り上げたりしているその毎瞬が、私にとっては思い描いていた夢だったんです」

――なるほど、〈夢〉は現在進行形で叶い続けていると。

Misaki「そう、毎瞬叶え続けていて、その延長線上にはさらに大きな、次の夢があるんだっていう曲なんですよ。今だからこそやっと書けた曲です」

 

もっともっと自分をさらけ出していこうよ

――その未来や今後の活動に対する溢れんばかりの期待感は、今回の新作『SUNCTUARY』からもすごく伝わってきました。当初はどんなアルバムにしようと思って制作に取り掛かったのですか?

Misaki「〈当初〉はいつもないんですよね(笑)。毎回、まず〈〇曲入りのアルバムを作ろう!〉っていうぐらいのテーマだけを決めて、そのときにある楽曲から、アルバムとしてまとめるにあたって足りないものを作っていく感じなんです。今回は“ミラコーナイト”とか“明日も明後日も”とか、今までよりも多めにストックがあったんですけど、いちばん最初に作っていたのは“光に変えて”かな? アレンジ作業はだいぶ後になったけど、歌詞は先に出来ていて」

『SUNCTUARY』収録曲“光に変えて”

YOSHIDA「(収録曲の)半分ぐらいはアルバムを作り始める時点であった曲だよね。自分としては、最近のSpecialThanksは『HEART LIGHT』(2018年)とか聴かせるタイプの作品が多かったけど、初期の〈SEVENシリーズ三部作〉みたいにメロディックの要素が強くて、ライブでモッシュやダイヴが起こるぐらい盛り上がる部分を感じ取れるものにしたくて。なのでKOUSUKEと2人でスタジオに入って、曲のテンポを変えてみたりとか、いろんなアイデアを出し合いましたね」

Misaki「アレンジはみんなでスタジオに入って作りあげていきました。曲は弾き語りのものを私が持っていって」

――たしかに今作は、初期の頃のようなメロディック・パンク感が強まっているように感じたのですが、それは今のバンドの方向性として志向している部分なのですか?

Misaki「別にメロディック・パンクみたいな形になりたいわけではなくて。もちろんそれを求めている人がたくさんいるのも知ってるし、私も好きではあるんですけど、スペサンにしかできないものをやりたいんです。例えば“ムーブメント”は2ビートの曲ですけど、メロコアも単純に2ビートをやればいいわけではないと思うし、せっかくこのメンバーでやるなら、ギターのコードもしっかり作り込んで、私が綺麗なメロディーを歌って、演奏はがっつりパンクな曲にしたくて」

『SUNCTUARY』収録曲“ムーブメント”

――“ムーブメント”は、大きな意味での愛についてストレートに歌った、素晴らしい曲だと思います。他にも、例えば“Wake up!Crazy man!”には〈Wake up!〉という力強い言葉のリフレインがありますし、聴き手を鼓舞するようなメッセージ性の強さも本作の特徴のように感じました。

Misaki「この曲には〈本当の自分を呼び覚ませ!〉みたいなメッセージがあって。私はこのメンバーと一緒にいると、すべてをさらけ出せるなと思っていて」

Toshiki「別にエロい意味じゃないですよ」

――わかってます(笑)。

Misaki「私はこのメンバーに眠っていた自分をどんどん引き出してもらっていて、それが出れば出るほど、自分自身が輝いていくことを実感しているんですよ。だからこそみんなにも、〈あなたの中の本当の自分=クレイジーマン〉を出して、自分に夢中になってもっともっと自分をさらけ出していこうよ、ということを歌いたくて」

『SUNCTUARY』収録曲“Wake up!Crazy man!”

 

4人が絡み合っていく……エロい意味じゃなく(笑)

――演奏担当の皆さんに聞きたいのですが、今回のアルバムで自分自身の音や自分らしさをさらけ出せた部分を挙げてもらえますか?

Toshiki「僕はアンプとかスピーカーとかのギターの機材が好きで、音作りにはこだわってしまうんですけど、今回は結構攻めた音作りができました。僕は元々ラウド・ミュージックが好きで、日本のバンドだとSiMとかcoldrainとかをめっちゃ聴いてるので、スペサンなのにかなりワルい音になったかなと(笑)。でも、それが音源としての力強さになったと思うんですよね。あと、オアシスも好きなんですけど……」

――そういえば“明日も明後日も”に、ノエル・ギャラガー風のギター・ソロが入っていましたね。

『SUNCTUARY』収録曲“明日も明後日も”

Toshiki「やっぱりバレました?(笑)。Misakiちゃんがギター・ソロ好きなので、スペサンの曲にはギター・ソロが多いんですけど、そこに関しては僕が自由にやらせてもらっていて。で、社長(KOGA RECORDSの古閑裕)に〈ギター・キッズが弾きたくなるようなフレーズを頼むわ〉って言われた結果、入れてみるとおもしろいかなと思って出てきたのがオアシスで」

YOSHIDA「“明日も明後日も”は『捨ててよ、安達さん。』っていうTVドラマのエンディング・テーマに決まったんですけど、ギター・ソロの部分は見事にカットされてて(笑)」

Toshiki「まあそうなるやろうなあと思ってたので、逆に〈切ってくれてありがとう!〉みたいな感じでしたけど(笑)」

――その部分を聴きたければアルバムを聴くしかないと(笑)。他のお2人はいかがですか?

YOSHIDA「俺は中学生の頃にHi-STANDARDを聴いてからずっとメロディック・パンクというものに惚れ込んでしまって、locofrankとかdustboxとかのメロディックなバンドを聴きまくっていたので、2ビートがこの世でいちばんかっこいいと思っていて。なので、それこそ“ムーブメント”はまさにそういう感じにしたくて作りましたね。あと、自分が学生の頃にそういう曲をコピーしていたので、このアルバムの曲を誰かにコピーしてもらえたらうれしいなというのがあって。だから“Spring Has Come”は、簡単なタム回しとかマネしやすいフレーズだけをあえて入れるようにしました」

KOUSUKE「俺的にすごく気持ちいいフレーズを弾けたなっていうのは“ミラコーナイト”ですね。変わった曲構成なんですけど、結構動くベースラインを弾くことができたので」

『SUNCTUARY』収録曲“ミラコーナイト”

Toshiki「“day&night”もめっちゃ良くない?」

KOUSUKE「あれもいいっすよね!」

Misaki「“day&night”のCメロの後半ぐらいが、もう4人で絡み合って……エロい意味じゃないですよ(笑)」

Toshiki「音で4Pだからね(笑)」

YOSHIDA「前戯からしっかりしてるもんね」

――これ、文章に起こして大丈夫なんですか(笑)。あと、個人的に気になったのが、男性とのデュエット形式になっている“Nonobaby”です。これはどなたが歌っているんですか?

『SUNCTUARY』収録曲“Nonobaby”

Misaki「あれはゲスト・ヴォーカルの……」

YOSHIDA「たしかSpecialThanksというバンドのベースのKOUSUKEさんかな?」

KOUSUKE「らしいです(笑)」

――なるほど(笑)。男女デュオはバンドにとって新たな試みになりますよね。

Misaki「私が、昔にPIZZA OF DEATHからリリースしていたWATER CLOSETが好きで、昔から(WATER CLOSET の)Asukaさんみたいにツイン・ヴォーカルで歌いたいという願望があったんですよ。そしたら、このタイミングで歌の上手なKOUSUKEがバンドに入ってくれて、Toshikiも〈KOUSUKEに歌わせたい〉って言っていたので、〈これは私の願望が叶えられる!〉と思って、ここぞとばかりにAsukaさんっぽい感じで歌って。なので、これは私が完全に楽しんでいる曲です(笑)」

――歌詞の〈You can go back to 1995〉というフレーズも気になりましたが。

Toshiki「これはたしかゲスト・ヴォーカルの……」

Misaki「KOUSUKEさんが生まれた年です!(笑)」

 

ロック・バンドになったSpecialThanks

――めちゃくちゃ仲がいいじゃないですか(笑)。こうしてお話を聞いていると、今のSpecialThanksはバンドとしてすごく良い状態にあることが伝わってきますが、Misakiさんとしては、今までのSpecialThanksから変化を感じる部分はありますか?

Misaki「はい、感じます……エロい意味じゃなくて(笑)」

一同「(笑)」

Misaki「もうダメだ(笑)。でも、まるっきり新しいバンドになった感覚ですね。周りの人にもそう言われるけど」

Toshiki「うん、SpecialThanksがやっとバンドになったみたいな感覚があるかも。さっきも言いましたけど、昔はライブ感をあまり感じなかったけど、今はすごくロック・バンドのライブになったなと思っていて」

Misaki「このメンバーで作った曲をライブでやってるとパワーがすごいもんね」

YOSHIDA「たしかに。今回のアルバムの初回限定盤には、去年の7月のワンマンの映像を収録したDVDが付くんですけど、その映像を観るとめちゃくちゃ初々しいなと思うんですよね。今のライブはまた全然違うものになっているので、この映像を観た人は、ライブハウスにも足を運んでもらって、俺たちの現状を見てほしいですね」

――今のSpecialThanksはバンド活動や音楽を純粋に楽しんでやっていることが、作品からもヒシヒシと感じ取れるんですよね。それこそ今回のアルバムのタイトルは『SUNCTUARY』ですが、それはある種、皆さんにとって、このバンド自体が〈聖域〉に近い存在になっているのかなと思って。

Misaki「このタイトルは元々、Toshikiが〈タバコ、一口いいですか?〉とか言うときに〈ワンクチュアリいいですか?〉って言うところから始まったんですよね」

Toshiki「〈一口ちょうだい〉っていうのを〈ワンクチュアリちょうだい〉って言ってて。メンバー内で意味のわからない言葉が定期的に流行るんですよ」

Misaki「で、みんなも〈ありがとう〉っていうときに〈サンクチュアリー〉って言うようになっちゃって(笑)。それでアルバム・タイトルを決めるときに、最初は『ムーブメント』にしようかなと思っていたんですけど、それってもう世の中にある言葉だし、もっと自分たちに合う、(ネットで検索しても)他で引っかからない言葉にしたくて。で、今までのアルバムは毎回〈太陽〉をモチーフにしていたので、〈SANCTUARY〉という綴りの頭の部分を〈太陽〉の〈SUN〉に変えて、自分たちの言う〈サンクチュアリー〉をタイトルにしたんです」

Toshiki「ライブのときにメンバー同士で〈サンクチュアリー〉とか言っていたら、対バンの人たちが〈何言ってんの、お前ら?〉ってなるので、今のくだりを毎回説明していたんですけど、アルバムのタイトルにしたら何となくわかってくれるかなと思って(笑)」

YOSHIDA「でも、みんなで楽屋とかで使いまくっていたら、意外と〈サンクチュアリー〉って言ってくれる人がちらほらと広がっていって。なので2020年の流行語大賞を狙いたいところですね(笑)」

 


LIVE INFORMATION
SUNCTUARY release tour 2020
2020年5月28日(木)北海道・札幌 KULB COUNTER ACTION
共演:RAZORS EDGE and more

2020年6月9日(火)福岡・小倉 FUSE 
共演:後日発表

2020年6月10日(水)鹿児島 SR HALL 
共演:FOUR GET ME A NOTS and more

2020年6月11日(木)熊本 Django
共演:FOUR GET ME A NOTS and more

2020年6月13日(土)大分 club SPOT
共演:FOUR GET ME A NOTS and more

2020年6月14日(日)福岡 Queblick
共演:FOUR GET ME A NOTS/PEAE OF THE WEST

2020年6月16日(火)山口・周南 rise
共演:後日発表

2020年6月17日(水)広島 4.14
共演:後日発表

2020年6月18日(木)岡山 CRAZY MAMA 2nd ROOM
共演:後日発表

2020年6月27日(土)京都 GROWLY
共演:後日発表 

2020年7月3日(金)茨城・水戸 LIGHT HOUSE
共演:後日発表 

2020年7月12日(日)奈良 NEVERLAND
共演:後日発表 

2020年7月24日(金)神奈川・横浜 F.A.D "SUNCTUARY
共演:後日発表 

2020年8月15日(土)大阪・心斎橋 Pangea
共演:後日発表 

2020年8月16日(日)名古屋・今池 HUCK FINN
共演:後日発表 

2020年8月23日(日)東京・代官山 UNIT
ONEMAN SHOW

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