Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、8月1日~8月7日の週間アクセス・ランキングを発表します!

 

今週の首位に輝いたのは、UKブライトンを拠点に活動するアフロ・ファンク・バンド、ラクータの『Brothers & Sisters』。クアンティックノスタルジア77などのリリースで知られるトゥルー・ソーツが輩出した10人組の初作で、強靭なリズムと熱量高めのブラス・アンサンブル、そしてソウルフルな女性ヴォーカルの煽りっぷりが凄まじい。パーカッシヴなアフロ・ビートを基調にしつつ、現代的なサウンドメイクでタイトに仕上げられた同作は、ラテン・ハウス最新型といった趣もあり、ローラン・ガルニエベースメント・ジャックスも賛辞を贈っています!

また、UKならではのハイブリッドなファンクとしては、2位のジャー・ウォブルズ・インヴェイダーズ・オブ・ザ・ハート『Everything is No Thing』も要チェック。P.I.L.の結成メンバーであり、以降のポスト・パンクに絶大な影響を与えたベーシストが、自身のバンドを再始動させ作り上げた13年ぶりの新作です。トニー・アレンホークウィンドニック・ターナーらも力添えした、ダビーでグルーヴィーなサウンドが実に魅惑的。音の隅々まで艶やかに黒光りしている逸品です。

そして、15位にランクインしたyonigeにも注目。大阪・寝屋川発の2人組ガールズ・バンドによるセカンド・ミニ・アルバムで、シャープなギター・サウンドと凛としたメロディーが気持ち良い。いわゆるJ-Rockとは一味違うオルタナティヴな尖りも耳を引く、期待のニューカマーです!