岡田拓郎をエンジニアに迎え、ほぼすべての楽器を自身で演奏した3作目。題名の〈P〉 とは誰かと探ってみれば、きっとポール・マッカートニーのことだろうって結論に落ち着く。名曲“Rum On”みたいなウクレレ曲をインタールード的に使った構成や美メロ曲をくっ付けてメドレーにしちゃうあたりにニンマリしつつ、牧歌的で叙情的な風情とパーソナルな手触りに溢れた芳醇な味わいに舌鼓を打ちまくる。こりゃパーフェクトだね。