2年半ぶりとなる9作目は、バンドの長所と美点に磨きをかけた盤石の仕上がり。ヘヴィネスとメロディアスなパートを巧妙に使い分け、“Cat­astrophist”などドラマ性に長けた展開力で聴き手をねじ伏せる手腕も流石だ。全体を通して、訴求力の高いアグレッションはさらにパワーアップした印象を受ける。現行メタル・シーンを引っ張る威厳に満ちた音色は聴き応え十分。日本盤にはボートラ2曲を追加収録。