前作同様、ジョシュ・ウィルバーをプロデュースに迎えた10作目。勇壮なジャケが物語るように、冒頭の“X”〜表題曲に雪崩れ込む幕開けから引き込まれた。起承転結を踏まえた楽曲構成もさすがの出来映えで、またアグレッシヴな破壊力に長けた演奏は過去作を凌ぐレヴェルである。コロナ禍で生まれた時間を有効利用し、妥協なく突き詰めた音像も迫力十分。全10曲すべてライヴで映えそう。日本盤はボートラ2曲追加。