現代のカリスマ・チェンバリストとしてその活動に注目が集まるジャン・ロンドー。チェンバロという楽器への真摯な姿勢が様々な表現を生み出しています。このアルバムはルイ14世とルイ15世の時代の、クープラン、シャルパンティエ、マラン・マレなど美しい〈ヴェルサイユの響き〉を持つフランス・バロック音楽をセレクト。友人でもあるリュート奏者のトーマス・ダンフォードとの二重奏を中心に、歌曲なども収録。チェンバロとリュートの見事なまでの音の交わりの心地よさに引きつけられ、聴いていると、〈古いものは新しい〉という言葉が思い浮かんできた。