幸せを表現した昨年リリースの前作『Sunshine Rock』から一転、この新作が轟音のロック・アルバムになった理由はモールドの怒り。ここまでストレートなパンク・ロックを演奏するモールドは久しぶりだ。彼なりのプロテスト・ソングなのだそうだが、荒れ狂うギターの咆哮を聴き、我々はまず、かつて彼がピクシーズやニルヴァーナに与えた影響の大きさを思い出すべきだろう。フー・ファイターズのファンならぜひ。
ボブ・モールド(Bob Mould)『Blue Hearts』荒れ狂うギターの咆哮で現状に真っ向からプロテスト
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