メキシコの前衛音楽家ファン・パブロ・ビジャ(vo)とフェルナンド・ビジェガス(g)、韓国伝統音楽界の重鎮チャン・ジェヒョ(vo, perc)、そしてアフリカの親指ピアノと鹿児島の弦楽器、ゴッタンを操るサカキマンゴーという、ジャンルも国境もクロスオーヴァーしたグループのセカンド・アルバム。実験的でノイジーなギターやヴォイス・パフォーマンスと様々な民族楽器が奏でる、温かみのある音色が斬新に融合した独創的なサウンドは、これまでに聴いたことのないような斬新さと、懐かしさとを併せ持つ。世界の広さと音楽の無限の可能性を感じさせる一枚だ。