ニーコ・ケースとKD・ラングとのプロジェクト、ケース/ラング/ヴェアーズでも有名な彼女の新作は、元夫で本作のプロデューサーも務めたタッカー・マーティンとの別れという彼女のプライヴェートをテーマにした作品。エコーを多く使用してサイケ気味だった前作とは違い、いい意味で枯れた雰囲気のシリアスなアメリカーナ。落ち着いたムードのなか、淡々と曲が進んでいく流れがたまらなく良いですね。