〈陽気なドラムがビート鳴らせば/無邪気なベースがそれに合わせた/歪んだギターがよく似合うなあ/口先だけでも真っ直ぐいたいなあ〉。赤裸々な言葉で歌う“my^2”は、疾走感と、バンドへの想いが溢れていて、心をグッと掴まれる。〈やりたいことをやりたいようにやれる時が来るよ〉と、現状に柔らかな光を注いでくるような“2020”は、オシャレなサウンドに自然と体が揺れる。青春を共に過ごした友だちに会いたくなる “雛の歌”と“ツキノトモ”に、ひねくれながらも素直な感情も綴られている “あまのじゃく”。葛藤やネガティブな感情さえも受け入れ、見えにくくなっている希望をそっと差し出してくれるような、そんなミニ・アルバムだ。