URBAN DISCOS
注目すべきレーベルから届いたNAUTILUSとカマタミズキの心地良い2タイトル!!

 ディスクユニオン内のURBAN DISCOSといえば、もともとはチャンチャ・ヴィア・シルクイートなどの日本盤を届けてきたレーベルだったが、今年に入って日本のアーティストのリリースも開始。たをやめオルケスタの『レディレディ』に続き、このたび2枚のアルバムが届いた。まずはレアグルーヴを体現するインスト・バンドのNAUTILUSによる1年ぶりの新作『Refrain』。“Kudu”や“Expansions”など看板に偽りなきカヴァーにオリジナルも交えた充実作で、なかでもHanah Springを迎えたスパイラル・ステアケース“More Today Than Yesterday”が聴きものだ。

カマタミズキ 『Pradsunza』 URBAN DISCOS(2020)

 もう1枚は、そのNAUTILUSの過去作などで印象を残してきたシンガー・ソングライター、カマタミズキの初作『Pradsunza』。たおやかな歌唱をAfro Begueの津田悠佑らが援護し、アーシーな生命力溢れるオーガニックな好盤に仕上がっている。なお、それら2作と同時にSWING-OプロデュースによるEllieの7インチも登場し、今後はSuzKen & The Kungo Bongosのアルバムも控えているので、ここから名前を覚えておいたほうがいいレーベルになりそうだ。