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父と子の葛藤と赦しの物語、音楽と言葉のスピリッツに導かれ、奇跡の想像力へ。

 移民の国アメリカ。教会は民の心の拠り所であり、集会場でありコンサートホールでもある。現代の教会では、CCM=コンテンポラリー・クリスチャンミュージックが愛されている。悩める者を勇気づけ赦し浄化する音楽。メガチャーチでのライブが、全米のCCM関連ラジオ局で流れると、一夜にして、たちまち全米ヒットにつながることもある。まさに神プロデュースなのだ。そこからヒットチャートにつながりさらに多くの人々の心に届く音楽が旅立つ。

 2001年にリリースされた“I Can Only Imagine”は、CCM界の寵児バート・ミラードがマーシーミー(MercyMe)のヴォーカリストとして歌い、クリスチャン・ラジオからメインストリームに躍り出た奇跡のヒット曲だ。「天国にいる父を思い、10分で書きあげた」作品は、ポップス、カントリー、コンテンポラリーチャートで高評価、GMAダヴ・アワード2002では最優秀楽曲賞、最優秀作曲賞を受賞、また本映画のヒットで、ビルボード2019ベスト・クリスチャン・アーティストにノミネートされた。

 

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 映画「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」は、バート・ミラードの“I Can Only Imagine”の誕生秘話から生まれたノンフィクション映画だ。物語はバートの少年時代からはじまる。父アーサーは暴力的な男で、アーサーに耐えられなくなった母は、バートを残して家を出ていってしまう。成長したバートは、高校時代に歌の才能を見いだされると、乱暴な父の元を飛び出し、音楽の道へと進んでいく。順調にキャリアを積むバートだったが、ある事件で自信を失い、故郷に戻ってきた。そこには、自分を変えてバートと分かり合おうとする父アーサーがいた。やがて訪れる父との別れ。バートが書き留めていた日記帳の言葉〈I can only imagine〉から生まれた歌は、赦しと浄化のメッセージのように世界を巡る。

 主演のJ.マイケル・フィンレイは、映画初出演。ブロードウェイとロンドンでレ・ミゼラブルに出演し、ジャン・バルジャンを演じた実力派でバロックもロックも見事に歌いこなす。映画の中では、バート役を生き生きと演じている。

 日本公開版ではエンディングにDedachiKenta“アイ・キャン・オンリー・イマジン feat. 小坂忠”が流れる。DedachiKentaは、LAの大学に通う20歳のシンガー・ソングライター。客演には彼が敬愛する小坂忠を迎えた。二人のコーラスは父と子の対話のようで心にしみる。ベテランシンガー小坂の歌声は燻銀のように言の葉を降らせる。

〈I can only imagine
人生ってさ 切ないのに愛しくて〉

 


CINEMA INFORMATION

映画「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」
監督:アーウィン兄弟
音楽:ブレント・マッコークル
音楽制作:ポール・ミルズ
日本公開版エンディング・テーマ曲:DedachiKenta “アイ・キャン・オンリー・イマジン feat. 小坂忠”
出演:J ・マイケル・フィンレイ/デニス・クエイド/マデリン・キャロル/トレース・アトキンス/他
配給:Eastworld Entertainment/カルチャヴィル
(2018年 アメリカ/ 110 分)
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https://www.universal-music.co.jp/icanonlyimagine/
2020年11月13日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷他、全国順次公開