モントリオールをベースに活動するシンガー・ソングライター、ショーン・ニコラス・サヴェージの新作。いままでの80年代R&Bやニューロマに影響を受けてきた作風とは異なり、バックはピアノとストリングス(何とオーウェン・パレットが担当!)のみというクラシカルな雰囲気を持つ内容だ。いつも以上にエモーショナルに歌い上げる彼のヴォーカルが非常に印象的で、キャリア史上もっとも美しい作品と言っていいだろう。