ソロ・ラッパーとしてMCバトルでも名を売る一方、MPCバンドのMEATERSでもフロントマンを務める横浜のラッパーの4年ぶりとなるセカンド・アルバム。全曲のプロデュースを手掛けたのは、舐達麻への楽曲提供や自身のユニットowlsでも活躍中のGREEN ASSASSIN DOLLARで、ここでも90s譲りのサンプリング・センスを全開にアルバムを展開している。一人ラフにビートへ食らいつく“Color”や、サビに敷いたトークボックスらがウェッサイ味を出すビートでRudeBwoy Faceらとマイクを回す“My Way”は、音に跨がるラップにも力の入った楽曲。メロウなトラックに地を這うようなラップを塗り込めるD.D.Sを客演に迎え、2人でかます“Notes & Moneys”は音のギミックも端々に効いた一曲だ。