「パヴァロッティとぼく」人生をかけてマエストロを支えたエドウィン・ティノコが天国に届ける、手紙のように親密な一冊

エドウィン・ティノコ , 楢林麗子 , 小畑恒夫 『パヴァロッティとぼく アシスタント「ティノ」が語るマエストロ最後の日々』 アルテスパブリッシング (2020)
2020.12.18

芸術を鑑賞している多くの人々は、アーティスト達が届けてくれる作品であったり演奏と出会い感動を覚える。しかし、その感動を届けてくれている芸術家達の本来の優しさであったり生き様を、どれほど知っていることであろうか。本書は、2007年に亡くなられたルチアーノ・パヴァロッティを13年間、自身の人生をかけてアシスタントとして支え続けてきたエドウィン・ティノコが天国の世界一のテノール歌手に届けた1通の手紙とも言える。その運命的な出会いから、病との戦い、トリノ・オリンピックでの感動の開会式……。この1冊を読み、改めてパヴァロッティが残してくれた名演に耳を傾けてみたくなる。

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