絶賛された『I Can Feel You Creep Into My Private Life』から3年ぶりとなる5作目。ブーツ・ライリー監督のコメディー映画「ホワイト・ボイス」のスコア制作やバトルスとの共演を経て、このコンビらしいセンスはさらに磨かれたようだ。キャッチーに進んで急に角を曲がるようなトリッキーな快さは今回も絶妙。ガシャガシャした音のレイヤーとハーモニーが入り乱れ、壊れた万華鏡のようにカラフルでシニカルなアート・ポップが楽しい。