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インタビュー

Yellow Studs『DRAFT』日々を懸命に生きる者たちに共鳴した最高作

「18年間本気でやってきた、俺たちのロックンロールが完成したなという感じです」

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リリース作品から振り返る、Yellow Studsの近年の歩み

 前回のフル・アルバム『TRIANGLE』以降も着々とリリースを重ねてきたYellow Studs。ここでは、近年の作品を振り返ってみよう。

 まずは、2017年5月に発表された上述の『TRIANGLE』。ジャズやブルース、カントリー、ロックンロールなどが入り混じるバンド・アンサンブルに野村太一の人間性を強烈なまでに反映させた同作だが、そのわずか5か月後には初のライヴ盤『ごくつぶしが鳴く夜 2017.6.4 LIQUIDROOM FULL LIVE SESSION』をリリース。さらに、翌12月にはアグレッシヴにスウィングするやさぐれロック“ブーツ”や、タイトル通りのサーフ・ロックで扇動的に駆け抜けるインスト“中野サーフ”などを収めた4曲入りのEP『GRAB』を発表する。

 その『GRAB』のリリース・ツアーを最後にドラマーの田中宏樹が脱退し、高野玲が加入。2018年11月には結成から15年の道程をまとめたベスト盤『Yellow Studs THE BEST』をリリースする。そして、2020年の配信シングル『汚れたピースサイン/直感のすすめ』を挿み、2021年には初のカヴァー集『brand new old days』を発表。玉置浩二、モンキーズ、ビートルズ、山口百恵といった納得のラインナップから、“ルパン三世のテーマ”や“Take Me Home, Country Roads”といったスタンダード・ナンバー、意外なところではCoccoまでをピックアップ。どの曲からも彼ららしい哀愁や郷愁が滲んでおり、〈カヴァー〉という手法で自身の持ち味をわかりやすく提示した一枚に。 *bounce編集部

Yellow Studsの作品。
左から、2017年作『TRIANGLE』、2017年のライヴ盤『ごくつぶしが鳴く夜 2017.6.4 LIQUIDROOM FULL LIVE SESSION』、2017年のEP『GRAB』(すべてYellow Studs)、ベスト盤『Yellow Studs THE BEST』(Yellow Studs)、2021年のカヴァー集『brand new old days』(DIG UP)

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