カタルーニャはジュディットの地元で、バルセロナを擁するスペインの州。過去3作彼女はカタルーニャ語で歌ってきた。しかしスペイン語圈のキューバでは歌詞が伝わらないことを知った。そして今回はじめてスペイン語ですべての曲を作った。表現が直接的になり、どんどん曲が出来たそうだ。自分はもちろんかろうじて日本語のみがわかる程度の者だが今作は過去になく開放的に感じる。歌声の届く速度が早まった気もする。楽曲構成がシンプルになったことも言葉と関係があるのだろうか。とにかく本質的な美しさが際立ったのは確かだ。本作はデジタルでの発売初日にスペインiTunesチャートの売上で1位を記録している。
ジュディット・ネッデルマン(Judit Neddermann)『AIRE』初めて挑んだスペイン語詞が引き出す歌の本質的な美しさ
ジャンル
洋楽