サンバベースのパーカッシヴなピアノと楽しげに駆け転げ回るスキャット、そしてジャズスタイルによる奔放でエネルギッシュな演奏により70年代から異才を放ってきたタニア・マリア。本作そんなタニアが拠点をアメリカに移した後の91年、93年に行ったライブ盤。7曲中4曲でリズム隊を務めるのはなんとアンソニー・ジャクソンとスティーブ・ガッド。いきなり汗だくなファンキーフュージョンで幕を明け中盤からギターが唸りをあげガッドが爆発。その後もメロウなものからピアノとスキャットが軽快に弾むトリオ曲、パーカッションに血沸き肉踊る高速サンバフュージョンなどなど悶絶しっぱなし!