俳優としてカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞するほどの実力を持つ彼だが、音楽家としての活動も忘れてはいけない。このセカンド・アルバムは初期のピンク・フロイドを彷彿とさせる60年代後半のサイケデリック・サウンドを現代に蘇らせたような内容。もちろん前作の延長線上にある音楽性だが、今回はそれがよりカラフルでスペイシーなのが良い。特に20分を超える大曲“This Won't Come Back”は必聴だ。