オリジナルとしては4年ぶりの新作。冒頭からディープ・ソウルを歌い込み、メンフィス・ソウル風のアレンジや、プリンスmeetsスティーリー・ダンと言える曲もあり、ティーナ・マリー“Deja Vu”をカヴァーするなど、これまでになくモチーフやオマージュが明確に表れた内容だ。自身のルーツ・ミュージックに向き合ったことで自然と湧き出たような楽曲たちは、まさしく表題通りに彼女のナチュラルで円熟した魅力を伝える。