Brian the Sunの活動休止後、そのフロントマンがソロ活動を本格化。このファースト・アルバムではシンガー・ソングライター然としたパーソナルな感情を元に、彼の思う〈愛〉とシニカルな社会観がしたためられている。弾き語りも得意な森だが、ここではバンド・サウンドが選択されており、Brian the Sun的なキメの多さと00年代UKロックを軸とする折衷性も窺えるが、それよりもラフで迫力ある演奏を身上としているようだ。