ウェット・レッグに続いてダン・キャリーが送り出すのは、サウス・ロンドンの新鋭トリオによるデビュー作。ポスト・パンクとギター・ポップの狭間を行くようなサウンドは一聴すると地味な印象も受けるが、女性ヴォーカルも印象的な楽曲を聴き続けるうちに音楽の芯に熱いものを感じ取れる……そんな不思議な魅力を放つバンドだ。ドラマーは日本映画「プリテンダーズ」「恋い焦れ歌え」の音楽も担当するYuri Shibuichi。