ロバート・グラスパー以降のジャズからの影響を色濃く感じさせるチェコのインストゥルメンタル・カルテットのデビュー作。デヴィッド・ボウイのラスト・アルバム『★(ブラックスター)』への参加などで知られるジェイソン・リンドナーがゲストとして冒頭の3曲に参加。楽曲の緩急のつけかたや複雑なリズム使い、奥行きのあるサウンドなど音響やコンポージングにおいても素晴らしい貢献度を見せている。冒頭3曲を聴けば、前述のボウイのアルバムに彼がもたらした影響の大きさが理解出来るだろう。歌心溢れるギターや力強いリズム・セクションなど、若いながらも演奏力に申し分なし。
ポイント・オブ・フュー(Point Of Few)『Open To Closeness』ジェイソン・リンドナーの貢献がデヴィッド・ボウイ『★』との連続性を感じさせるチェコのカルテットのデビュー作
ジャンル
ジャズ