5年ぶりになる11枚目のアルバムは、名プロデューサーであるヤコブ・ハンセンを初起用。音楽的には前作の延長と言えるもので、現行メタルのど真ん中を行く王道っぷりを誇示。冒頭を飾る“Hankshake With Hell”では稀代の歌姫アリッサのクリーン・ヴォイスを差し込んだメロディアスな歌唱力が秀逸。全体を通し、野獣性に長けたヘヴィーさと叙情的なドラマ性が噛み合い、一つの完成形を見た傑作である。