前作『Unfurl』がヒットしたオーストラリアのシンガー・ソングライターによる3作目。プロデュースや曲作り、ほぼすべての演奏を自身で手掛け、何とサンタモニカ山脈でレコーディングされたというから興味深い。フォーキーで内省的な音世界はそのままに、エレクトロニックなサウンドを多用して、より壮大になったアレンジが印象的だ。ジェイムズ・ブレイクやトム・ヨークにも通じる世界観と言っていい。
ライ・X(Ry X)『Blood Moon』フォーキーな歌と電子音の重なりがジェイムズ・ブレイクやトム・ヨークに通じる
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