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潜入〈タワレコメン〉会議 2016年5月度・洋楽編:ブールヴァーズ、カイゴ、ロス・ステラリアンズなど全候補作を観て聴いてチェック!

全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュに繋げる企画〈タワレコメン〉。これまで、相対性理論ceroKANA-BOON雨のパレードD.A.N.、洋楽ではチャーチズマーク・ロンソンタキシードスカイラー・スペンスチャーリー・プースといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースでオススメ・アイテムを紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの選定会議に潜入し、作品の魅力を視聴コンテンツと共にお届け! 今回は5月度の洋楽編です!!

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タワーレコード新宿店で行われたタワレコメンの会議。今回もスタッフたちが〈これぞ!〉というオススメ作品を持ち寄り、タワレコメンの座を獲得すべく熱いプレゼンを繰り広げました。何百タイトルという新作のなかから候補に挙がったのは……!?

 

トップバッターを務めたのは、USノースキャロライナ出身の黒人R&Bシンガー、ブールヴァーズの初作『Groove!』。マック・デマルコビーチ・フォッシルズなどを抱えるUSインディー・レーベル、キャプチャード・トラックスが送り出す、異色のニューカマーです。煌びやかなギター・カッティングとパワフルな4つ打ちのビートが重なるファンク・ポップが超ゴキゲン。今年の夏、ヘヴィー・ローテーションする一枚になりそう!

 

次は、エレクトロニック・ユニット、アシッドのシンガーとして知られるライ・エックスのソロ・ファースト・アルバム『Dawn』。神々しいファルセット・ヴォーカルと奥深い森にこだまするようなアコースティック・サウンドがボン・イヴェールを彷彿とさせます。サム・スミスも彼のファンを公言しており、リード楽曲の“Berlin”をたびたびライヴでカヴァー。推薦バイヤーも〈グラミーを狙える才能〉と声を強めていました。

 

続いて、ノルウェーの新鋭プロデューサー、カイゴの初作『Cloud Nine』が登場。推薦バイヤーは〈いまもっともホットなダンス・ミュージック、トロピカル・ハウスの旗手〉と紹介し、ポストEDM時代の新たな顔役と太鼓判を押していました。ビッグなメロディーはEDM級ながら、アッパーすぎず清涼感溢れるサウンドが心地良い。日本におけるトロピカル・ハウスの火付け役となるのでしょうか!?

 

次は、US西海岸の男性デュオ、ロス・ステラリアンズの初作『Los Stellarians』。オールディーズや昔のソウルを、現代ならではのアプローチで表現するというコンセプトで活動しており、甘く爽やかな歌声と軽やかなグルーヴが◎。〈タキシードに続く〉という煽り文句は、もはや耳タコですが、確かにこれはひょっとするかも!

 

そして、可憐でキュートな魅力で会議スタッフをメロメロにしたのがジュールスの『Moving Memories』。ベルリンを拠点に活動する男女混合4人組のファースト・アルバムです。モダン・ヴィンテージ・ソウルの時流に乗りつつ、コケティッシュな歌声と跳ねの効いたビートに、ピペッツラッキー・ソウルなど2000年代初頭のUKガールズ・ポップを思い出したりも。

 

続いて〈ネクスト・アラバマ・シェイクス最有力〉と紹介されたのが、USシュリープポート出身の4人組、セラトーンズの初作『Get Gone』。ブルージーで熟したロック・サウンドを乗りこなす紅一点フロントマン、A・J・ハインズのパワフルかつセクシーな歌声が耳に残ります。今年の〈SXSW〉でのパフォーマンスも大評判だったので、一刻も早い来日を希望!

 

次は、スクリッティ・ポリッティホット・チップでの活動でも知られるロブ・スモウトンを中心とした6人組、ブラック・ピーチズの初作『Get Down You Dirty Rascals』。コクのあるファンクを下味に、サザン・ソウルラテンハード・ロックなどがトロトロに溶け込んでおり、滅茶苦茶カッコイイです。

 

斬新なビート・プログラミングで会議終盤をハッとさせたのが、数多くのリミックスやジ・インターネットへの客演などで注目を集めてきたDJ/プロデューサー、ケイトラナダの初作『99.9%』。アンダーソン・パックバッドバッドノットグッドらホットなゲストが大勢参加していますが、なにより才気溢れるエディットのセンスや不思議なタイム感を持ったリズムがめちゃめちゃフレッシュ! 今年を代表する一枚ではないでしょうか。

 

最後は、ロシア出身の4人組、ワイルドウェイズのファースト・アルバム『Into The Wild』。喉の奥から絞り出すようなスクリームから野太いデス・ヴォイス、高速ラップまでを自在に操るヴォーカルを軸にしたメタルコア・サウンドに、シンセやクランク的なビートを採り入れ、モダンな重低音を鳴らしています。

 

ということで、今回も多彩な作品が並んだタワレコメン会議。多数決で選ばれたのは……!?

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