これぞ現代NYシーンのピアノ・トリオの最高峰! オリジナル曲M1でのスピード感溢れるインタープレイ、スタンダード曲M2での絶妙なスイング感など、緩急自在なアンサンブルと硬派なサウンドが痒いところに手が届くといった感じの一枚。2曲でゲスト参加したギターの歌心豊かな演奏も良いアクセントとなっている。ハイライトはソニー・ロリンズの“Doxy”をドラム・ソロでプレイしたM9。ここでのメロディアスなタム使いは圧巻の一言です。全9曲頭から最後まで一貫して実に爽快で、普遍的なジャズ・ピアノ・トリオの魅力を現代に継承する快作。