1年ぶりのニュー・アルバムは、タイトルやジャケからもわかるように、ほぼヴォーカルに特化して聴かせるニュー・アルバム。セダクティヴで親密な雰囲気のスロウ~ミディアムが並んでおり、デスティニーズ・チャイルドを引用した“Cater”や、ブランディ&モニカ曲を敷いてマニー・ロングを迎えた“Mine”など、ここ数作の路線に則った90~00年代モノのサンプリングも目立っている。セクシーで濃密な直球のR&B作品がやはり麗しい。