7年ぶりとなるカムバック後の3作目はクレイグ・ローガンの新レーベル発。シフトキーのダンス・ポップがある一方でイノセント時代の後見人ヒュー・ゴールドスミスが久々に関与するなど、若作りしない攻守のバランスが絶妙で、北欧の作家陣を軸にしたメロディアスかつドラマティックな楽曲群をハートフルに聴かせる魅力は不変だ。112のカヴァー“Dance With Me”も、ネクスト“Too Close”を歌って脚光を浴びた彼ららしいチョイスで良し。