我慢しがちなご時世にNOを突きつける“もっともらえる”のようなナンバーが痛快な一方、ミディアム曲の完成度がさらに光る25作目。なかでも、ウクライナの戦禍に対するやるせなさを綴った“GOD SPOIL”は、どうしようもないほど儚く、それでいてポップに聴かせるセンスに加え、ロックスターが歌うべきメッセージという観点でもグッときた。アルバム・タイトル通り、甘くて苦いコレクターズ節が満載の充実作。