国内ではVHSでしか発売されていなかったトマス・ヴィンターベア監督を一躍有名にした「セレブレーション」が遂にBRDで発売。ドグマ95の映画運動による記念すべき第1作目。内容は、資産家の父親の還暦祝いに長男が自殺した妹の復讐のために父の悍ましい過去の秘密を暴く復讐劇。独特な暗く黄色い色調やカメラワークは初期のラース・フォン・トリアー監督の手法と非常に似ている。ヒッチコックが自分の墓碑銘に提案したというセリフが出てくるのですが、その言葉が本作を象徴的に表しています。映画評論家のリチャード・T・ケリー氏のドグマ95の評論本もこの流れで是非日本語訳の発売を願う。