2021年にリリースしたEP盤が、カナダのグラミー賞ともいうべきJUNO Awardsの2022年ジャズ・ヴォーカル・アルバム最優秀賞を受賞、にわかに注目の女性シンガー、ケイティ・ジョージのセカンド・アルバム。全13曲中、2曲のスタンダード・ナンバーを除き、楽曲の作詞、作曲、アレンジをすべて行い、ピアノ・トリオをバックに、各曲にはカナダの実力派プレイヤーやシンガーをフィーチャーし、意欲的なオリジナル・ジャズ・ヴォーカル・アルバムとなっている。王道ジャズ・ヴォーカルのニュアンスを含んだ洗練された歌唱に加え、エラやサラを彷彿とさせる巧みなスキャットが聴きどころ。