SNSを通じた歯に衣着せぬ発言や日々の発信、メディアに流れたニュースでも大いに界隈をざわつかせたRYKEY改めRYKEYDADDYDIRTY。昨年11月に配信リリースした改名後2作目となる最新作が、セルフ・タイトルの前作と併せてこのたびCD化された。前作で約半数の曲を手掛けたGATTEM G JONESの3曲に代わり、ここではBACHLOGICが最多5曲のビートを担う形に。柊人のサビにブルースが色を増す“RIDE ON TIME”や、強い意志を胸に運命を天に託す唾奇との“GOD”など、自由の代償ともいうべき試練と隣り合わせに前へ進まんとする姿を重ねていく。それらに見る重い荷物を下ろすかのようなMOOMINの客演にさえ揺るがぬ姿を見せる“SUMMER LOVE”も彼らしいと言えようか。