南アフリカの鬼才による、なんと7年ぶりとなる5作目。どこか幻想的でドリーミーな作風はもはや彼の独壇場で、唯一無二の湯加減でストーリーを展開。これまでテーマとされてきたアフリカではなく、極めてパーソナルな歴史や問題を描いた自伝的な内容はアートワークに至るまで独特のコラージュ・センスでまとめ上げられており、エレクトロニック・ミュージックの枠に留まらないアーティスティックな仕上がりだ。
フェリックス・ラバンド(Felix Laband)『The Soft White Hand』南アフリカの鬼才が独特のコラージュセンスで自伝的な歴史や私的な問題を描く
![](/mwimgs/8/8/-/img_88296d223ceae888f84c74d00d8070dc207615.jpg)