ジ・インターネットやゴリラズなどへの客演で知られるキロ・キッシュの2作目がフィジカル化。インダストリアルなトラック上でヴィンス・ステイプルズと共にラップをかまし、ジェシー・ボイキンス3世やミゲルを迎えて涼やかに歌う。NYからLAへ拠点を移したのが影響しているのか、ジャケから見て取れるようなはっちゃけた印象が上回っており、アーティーでシックなスタイルを残しつつも前衛ポップに仕上げた一作だ。