ダンプスタファンクを率いて活躍するニューオーリンズの重鎮がおよそ20年ぶりのソロ・アルバムをリリースした。トロンボーン・ショーティやボニー・レイットらを招いた冒頭曲で落ち着いた魅力をアーシーに響かせる一方、陽気なセカンドラインで届ける“Greatest Place On Earth”が温かくも素晴らしい。若作りすることなく時流にリンクする、べテランとしても理想的な傑作だ。