日本、海外のドラマ、映画から建築、そして建築家について取り上げたありそうで無かった(と思われる)テーマ。ロケで使われた建築物がフィーチャーされることは多いと思うが、建築家というのは知らないことだらけ。取り上げられる建築家はその作品の役柄だったり、実在の名建築家(ドキュメンタリーなど)だったり。知っている作品も知らない作品も、へぇっ、そうだったのかと思える事柄がいっぱい。脚本家によって込められた役柄としての建築家の描き方。そのキャラクターを知ることで、見てみたい(確認してみたい)と思ってしまう、読みやすい文章、イラストで、楽しみながら読むことができる一冊。