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「やりたい曲がいっぱいだ!」

デーモン閣下のMCも沢山収録されているのですが、「やりたい曲がいっぱいだ!」と仰られたのには、胸が熱くなりました。コロナ禍で、予定していた大黒ミサが延期や公演形態など常に変更を余儀なくされ、なんとか今できる最善の形を模索しながらここにたどり着いたことを思うと、「やりたい曲がいっぱいだ!」にはぐっとくるものがあります。

大黒ミサが延期になったおかげで昨年発布の大教典『BLOODIEST』からの曲もセットリストに入り、“GOBLIN’S SCALE”、“呪いのシャ・ナ・ナ・ナ”など新しめの曲が所々フレッシュに演奏されるのも、大教典の躍動感を高めます。

“蠟人形の館”の前のデーモン閣下のトークも、詳しくは書きませんが、聴きどころですよ(笑)。

 

音楽を共有する時間の愛おしさ

“EL DORADO”まで聴くと〈終わっちゃったなあ〉と思ってしまいますが、期間限定集結はいつもこうやって別れがあるから、出会いと別れ、その時出会う大切さ、音楽を共有する時間の愛おしさを噛み締めることができるのだと思います。

特に今回は、コロナ禍で特別な一時を記録した大教典、必聴です。

 


RELEASE INFORMATION

聖飢魔II 『聖飢魔II 期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアー -大阪-」』 ARIOLA JAPAN(2023)

リリース日:2023年7月5日

■初回生産限定盤(2CD+2DVD & フォトブック付きスペシャル仕様)
品番:BVCL-1336~1339
価格:5,830円(税込)
※魔暦24年(2022年)12月5日に大阪オリックス劇場にて行われた大黒ミサの模様を収録した2DVD付

■通常盤(2CD)
品番:BVCL-1333~1334
価格:3,300円(税込)

TRACKLIST
1. 創世紀
2. FIRE AFTER FIRE
3. RATSBANE
4. GOBLIN’S SCALE
5. TEENAGE DREAM (KAMISORI SYUTO solo)
6. 白い奇蹟
7. 鬼
8. サロメは還って殺意をしるし(キーボードによるBGM)
9. 魔界舞曲
10. RENDEZVOUS 60 MICRONS’
11. 嵐の予感
12. KIMIGAYOは千代に八千代の物語
13. SAVE YOUR SOUL -美しきクリシェに背を向けて-
14. LOVE LETTER FROM A DEAD END
15. 呪いのシャ・ナ・ナ・ナ
16. STORMY NIGHT
17. 蠟人形の館
18. DEAD SYMPHONY

ENCORE
19. 永遠の詩 -A Song Of The Deceased-
20. EL DORADO

 


PROFILE: 聖飢魔II
悪魔の集団。悪魔教の布教のためにハードロックバンドの様式を用いて魔暦前14年(85年)9月、地球デビュー。〈実活動時代〉には25銘柄の小教典(シングル)、17銘柄の大教典(アルバム)、14銘柄の活動絵巻教典(ビデオ・DVD)を発布。黒ミサ(コンサートのような形式で行われる集会)では、そのエンターテインメント性を規格外に発揮、老若男女や民族を問わず信者(ファンのようなもの)を解散後の現在も増やし続けている。また、テレビやラジオ、活字、ウェブ媒体など、あらゆるマスメディアでレギュラー枠を獲得。音楽のみならずバラエティやサブカルチャーの世界でも幅広く世の中を席巻する。魔暦前13年(86年)発表のファミコンソフト「悪魔の逆襲」はロックバンドがキャラクターとなった世界初の作品。魔暦前11年(88年)から魔暦前4年(95年)まで計7回、北海道〈美唄フェスタ〉にて日本舞踊と純邦楽器との共演舞台をほぼ毎年行う。魔暦前10年(89年)、大教典『WORST』がオリコンランキング1位を獲得、「NHK紅白歌合戦」に出場。どちらもHM/HRバンドでは史上初。魔暦前8年(91年)、セビリヤ、ロンドン、ニューヨークにて黒ミサを行う。魔暦前6年(93年)、香港にて黒ミサを行う。「ロックオペラ・ハムレット」に出演。魔暦元年(99年)12月31日、デビュー時の公約通り地球における任務を終了し解散した。魔暦7年(2005年)、地球デビュー20周年を記念して期間限定で再集結し、15回の大黒ミサを敢行。魔暦12年(2010年)に地球デビュー25周年を記念し2度目の期間限定再集結。〈INTER CONTINENTAL BLACK MASS TOUR〉として米国、フランス、韓国、日本で計22本の黒ミサを行う(それに先駆けて前年、世界22か国で大教典を配信発布した)。魔暦13年(2011年)、東日本大震災復興支援のため〈Tribute to Japan〉と称する催しを主催、両国国技館にて2日間だけ限定再集結。魔暦17年(2015年)、地球デビュー30周年に8月から翌年1月にかけて夏フェスへの降臨と2種類の大黒ミサツアーを開催、日本武道館2日間の大黒ミサも敢行。魔暦22年(2020年)、地球デビュー35周年を記念して再集結するも新型コロナウイルス感染症の蔓延というゼウスの妨害が襲い、翌年も妨害を受け続けたために2年連続でホールとアリーナを含む全国大黒ミサツアーをビデオ黒ミサ&生トーク、アコースティックを中心にした変異生黒ミサツアーに変更し、足かけ3年間で全国57本を行う。魔暦24年(2022年)、35周年期間限定再延長・再集結としてついに真の全国大黒ミサツアー〈35++ 執念の大黒ミサツアー〉を敢行し、魔暦25年(2023年)、ツアーファイナルとなる代々木競技場第一体育館での公演をもって6度目の解散を果たした。