10年代のインディー・ロックに多大な影響を及ぼしたドラムス。この4年ぶりの新作はジョニー・ピアースのソロに移行してからの3作目で、自身の名を冠した表題やジャケからも察せられるように、幼少期の苦痛やトラウマにも触れるパーソナルな記憶が歌われている。リコ・ナスティを迎えた“Dying”、自己肯定へ至る終曲“I Used To Want To Die”など聴きどころが多い。