タイラー・ザ・クリエイターやオマール・スレイマンとの絡みなど、課外活動では他方面に手を出してきたけど、3年ぶりとなるこの新作では一貫して激走ガレージ・ロックを鳴らしている。馬鹿が付くほど明るいパンキッシュなナンバーは、ヤケクソのように照る真夏の太陽みたいだ。ショーン・レノンにプロデュースを委ねているとの前情報から、少し身構えてしまった自分が情けない。やっぱりブラック・リップスはこれだろ!