Waikiki Championsがニューアルバム『街~Machi』を2023年12月22日(金)にリリースする。

著書「バンドやめようぜ!――あるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロック界探検記」(2017年)で知られるライターのイアン・F・マーティンによるレーベル、Call And Response。同レーベルから、宮城・仙台のポストパンク/オルタナティブロックバンドであるWaikiki Championsの新作『街~Machi』がリリースされる。

プレスリリースによると、〈アルバム『街~Machi』は、まさに街の音。 街での生活の経験が人それぞれ異なるように、街にはさまざまな音が溢れている。ただし、Waikiki Championsの街は、シティポップの滑らかでのんびりした雰囲気とは異なる。きらびやかな都会のファサードと隠れたアンダーグラウンドクラブの間に存在する、オルタナティブな街のよう。ロック、パンク、エクスペリメンタル、エレクトロニック、ヒップホップのさまざまな影響をタペストリーに織り込み、夕暮れから日の出まで都会の夜を巡る、忙しくスリリングでありながら夢のような旅のように感じられる〉とのこと。

また『街~Machi』の背景には、バンドが長年にわたって開催しているイベント〈AOBA NU NOISE〉があるという。〈21世紀のレフトフィールドミュージックの国際的な物語を伝え〉る同イベントには、東京のにせんねんもんだい、英ロンドンを拠点とするBo NIngen、米サンフランシスコのディアフーフといったアーティストが出演した。さらに、故郷・仙台の物語を伝えるためのイベントでもあり、何世代にもわたって同地におけるアーティストの発展と探究の拠点である。

Waikiki Championsは、そういったバックグラウンドを活かして、『街~Machi』を自分たちの故郷の街だけでなく、どこにでもある街についてのアルバムにしたそうだ。そのようなテーマを探求するために彼らは仙台を拠点とするMCのmisz、Bo NingenのTaigen Kawabe(アルバムのマスタリングも担当した)、食品まつり a.k.a foodmanというコラボレーターを迎えて、多様性を持ちながら、リズム、ベース、グルーヴを常に強く意識した素晴らしいサウンドに本作を仕上げたのだとか。

アルバムからは、収録曲“Katateni Syuryudan”がSoundCloudで先行公開されている。

さらにCall And ResponseのXアカウントでは、本作のトレーラー動画が公開されている。

ミニマルなグルーヴにも変則的なリズムにもアプローチするポストパンク的な鋭いバンドアンサンブルをベースに、実験的な電子音楽やフリージャズ、ヒップホップなどの要素をかけあわせた怪作『街~Machi』。仙台から届いた奇妙でユニークなロックを、ぜひ味わってほしい。

 


RELEASE INFORMATION

Waikiki Champions 『街~Machi』 Call And Response(2023)

リリース日:2023年12月22日(金)
品番:CAR-32
フォーマット:CD
価格:2,420円(税込)

TRACKLIST
1. Jusco
2. Katateni Syuryudan
3. 8-Beat
4. Onecup
5. Okane
6. Koyokan
7. Neppa - Feat. Taigen Kawabe (Bo Ningen)
8. Mienaindesu
9. Miserarete - Feat. Misz
10. Imitation
11. Vibes
12. Vibes (食品まつり a.k.a Foodman Remix)