ポール・マッカートニー率いるウイングスがドキュメンタリー映像作品を制作すべくデヴィッド・リッチフィールド監督と74年8月にアビー・ロード・スタジオで4日間かけて撮影/録音するもお蔵入りし、一部は海賊盤で出回っていたマテリアルがスタジオ・ライヴ盤という形で公式リリース。ラフでも素晴らしい“Maybe I'm Amazed”が聴けたり、ビートルズ曲を合間にちょこっと口ずさんだりするリラックスした様子も微笑ましい。加入したばかりだったジミー・マカロック(ギター)とジェフ・ブリトン(ドラムス)の演奏をたっぷりフィーチャーした希少な音源という点もコアなファンにはポイントかも。