ヴァンパイア・ウィークエンドの前座を務めた経験も持つLA拠点のロック・バンドによる3作目。バンド自身が〈不完全な完全さ〉があると語るように、メロディーやヴォーカル、演奏にどことなく愚直さを感じさせるところが良い。デビュー作以来のプロデュースを担当したジョン・コングルトン(セイント・ヴィンセントなど)がバンドの魅力を最大限に引き出した作品だ。